アジア手話銀行(Asian SignBank)は、手話の収集と記録・教育・研究・手話通訳の訓練を促進するために開発されたオンライン データベースです。このデータベースは、アジア太平洋地域の国や地域の手話データを収集し、記録することを目的として、日本財団の資金提供を受けたアジア太平洋手話言語研究研修プログラム (APSL) の一環として設立されました。研修プログラムの研究者たちは、手話データを Asian SignBank に提供しています。
このウェブサイトで語彙データ(手話単語)を検索するには、手話の手型から検索する方法と手話のラベル(グロス)から検索する方法の 2 つがあります。ラベルで検索する場合は、英語でラベルを入力するか、その手話が使用されている国の書き言葉でラベルを入力できます。 たとえば、香港手話の単語を検索するには繁体字中国語でラベルを入力し、日本手話の単語については日本語でグロスを入力して、検索できます。
ラベルをクリックすると、手話の動画が画面上で再生されます。 どの手が利き手か、片手手話か両手手話か、その音声素性、その手話単語が属する地域(方言)など、その手話単語の基本情報が右側に表示されます。
利用者は、手話の動き・手のひらの向き・位置などの音声素性など、手話単語の言語学的素性を Excel 表にエクスポートできます。これにより、研究を目的とした、アジア太平洋地域のさまざまな手話言語における言語学的データの比較が容易になります。また、手話単語の写真や線画を、利用者の好みに合わせて並べ替える機能もあります。 この機能を利用して教材や辞書を作成・ダウンロードすることができます。
オンラインデータベースにさらに詳しくお知りになりたい方や、ご質問がありましたら、お気軽にEメールで当研究所のアドレス(asiansignbank@cslds.org) までご連絡ください。